marikolog

ヴァイオリン奏者として活動している水野真梨子のブログです

VIOLINと音楽とうさぎと教室での毎日を綴ります。
教室のお問い合わせや演奏依頼はvn.mizunomariko★gmail.comまで。(★を@に変えてください)
レガート バイオリン教室(精華町光台 * 奈良市富雄北)

コロナ禍の分娩

先月出産した友人から聞いた、コロナ禍ならではの小ばなし。

彼女が出産する病院では分娩時もマスク着用が必須だそうで、
「ええ~~!!いきんでるときも!?それ、しんど!」とびっくり。

彼女のママ友は分娩時にマスク着用で呼吸がつらくなってしまった結果、

マスクの上から酸素マスクをつけられたとか!😲!?驚きモモノキ~(古い)


Election 2020

縁あって義理の母はアメリカ人であって、いまだに忘れることもあるけれど我が家は私以外いろんな血が混じっている。(もとはポーランド、バルト三国あたりらしい。)
そうなるとやっぱり今回のアメリカ大統領選は他人事ではない気がなんとなくするし、
日本への影響を考えるとそもそも他人事でもないし、昨日からずっとアメリカのいろんな速報や番組サイトを更新しつづけている。
義母に、大統領選ドキドキしながらウォッチしてる!とメッセージすると、
私も観てたけど…と前置きのあと、 「I discovered that I couldn't handle it emotionally. Let me know when it's over.」ときた。すごくすごく分かる。
Leave it to me!と送ったのちまたずーーっと更新している。
もうすぐ結果が出そうだけど、あらためて2020年はなんと大変な年なんだろうとなんだかそわそわしている。落ち着かないなあ。

 

もっとフランクに

ブログというと「よし、書くぞ!」と、なんというかしっかりとした気持ちでパソコンの前に座らないと書けないと思い込んでいたのだけれど、
ふと、最近たて続けに子どもの本専門店「メリーゴーランド」の創業者である増田さんと、増田さんの無茶ぶりで四日市の本店から急に「メリーゴーランド京都」の店主にさせられた(?)鈴木さんそれぞれの著書を読んで、
字を通してぬくもった気がして、そして子供たちとの交流の描写がとても良くて、
私もせっかくだから教室のこどもたちや、自分のこどもたちを言葉にしてなにか書きたい、文字で残したい気持ちになったので、これからは日常の風景をもう少しフランクに書いていこうかな~と思う。

 



なにしろ傍らに9か月児がいて「なんなんなん、まんまんまん」といちゃもんをつけられながらなのでそもそも「書くぞ!」なんて意気込んでも無理なんだ。あきらめた!
ということで、演奏会もないこのごろ、書くネタもないしな~と思っていたけれど子供のことを垂れ流すことにします。

なんだかんだ、更新していない間も見てくださっているかたがいるようで、
もしかするとご期待に沿えないゆるーい、ゆるすぎるエントリーばかりになるかもしれませんが、とりあえずやってみよう。娘生後300日の今日から。

作品紹介:ぼくは挑戦人

【ぼくは挑戦人/ちゃんへん.】

著者は1985年に京都・宇治のウトロ地区でうまれたちゃんへん.さん。この本、個人的にはブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」との二大巨頭となる本だと思います。

純真無垢なちゃんへん.少年が、同級生の(というか彼らも親からの刷り込みで)容赦ない差別を受ける始めの章では、無視が始まり、自分からなにか臭いがするんかな?と早起きしてお風呂に入ってから学校に行った、という序盤のエピソードから涙が止まりませんでした。どんな思いで文章にされたんだろう。

プロのジャグラーを目指す章で、私は初めて在日韓国人が国籍をもたず、他国に勝手に分けられた南北のどちらかを選択しなければ日本を出ることが出来ないと知りました。

選択しなければいけない、ということにとてつもなく大きな痛みを伴うことも。

ジャグラーとして世界中で活躍する中での冒険がまた凄い。
ルーツを辿り、韓国、北朝鮮、サハリンに赴いたり、80か国以上を渡る中で

スラム街やパレスチナの紛争地帯を訪れるくだりもジェットコースターのよう。

この人の人生、凄すぎる。同い年とは、信じられない。深すぎる。

幸せが昌(さか)えるようにと名付けられたというちゃんへん.さん。

金正恩やマイケルジャクソンの前でもパフォーマンスしたことがあるそう。
自身の経験とパフォーマンスを織り交ぜた講演会に対する思いも綴られていました。

ちゃんへん.さんと肝っ玉お母さんが人生かけて周りを変えていっている、と感じ、巨大なパワーをもらった気分です。

いじめや差別に強くNOと言える世の中にしたい。そのための教科書的な、貴重な一冊だと思いました。

もしお時間あればぜひ、手に取ってみてください。 それでは!


作品紹介:塀の中の少年たち、「あふれでたのはやさしさだった」

最近インプットが多くて、紹介したいものが沢山!
せっかくなのでブログにも載せておこうと思います。

*****

米ドキュメンタリーシリーズ「塀の中の少年たち」

少年犯罪者ながら終身刑を言い渡された元少年達が2000人を超えるアメリカ。90年代、少年犯罪に対しても執行猶予なし終身刑を言い渡す事例が頻発したが、2000年代には更生重視に流れが変わり、2012年、最高裁によりこの判決が違憲とされ、かつての終身刑に対し再審請求出来るようになった。
少年時代に重罪を犯し、一生を塀の中で終えるかもしれなかった加害者たち。本人やその家族、そして被害者の家族、陪審員として関わり、のちに彼らの背景を知り後悔している人など、様々な人へのインタビューと、事件のあらましが語られている。
多面的に構成されていて、どの事件にも児童虐待や人種差別が深く横たわっているのが解った。
映像の中で親に捨てられたりネグレクトを受けた少年を見ていると、
奈良少年刑務所での詩の授業をされた寮さんの著書の中の受刑者の少年の詩が思い出された。
「へんちくりんなママでいいから
 ぼくにちょうだい
 世界のどっかに きっとそんなママが
 余っているでしょう
 そのママを ぼくにちょうだい
 そしたら ぼく うんと大事にするよ」
被害者の無念は計り知れない。でも映像の中の彼らを裁くことは私にはとてもとてもとても出来ないと思った。
ああ苦しい。

huluやAmazonプライムで観られるよ。
寮さんの本はこちら↓

何に迷っているかさえ分からなくなる

…ようなもやもやした日々を送っています。

世の中は2月ごろ(休校になる前)の雰囲気に戻ったように感じます。
SNSでは、一時期よりも様々な意見の乖離が見られるようになりました。


一番大きな乖離は
「新型コロナはただの風邪、共存するしかない」と
「学校再開、社会を元に戻すなんてとんでもない」の意見でしょうか。
そしてそこから枝分かれしていき、マスク使用の是非なども意見の対立が見られるようになりました。
我慢を強いられる中、なかば怒りにも似た意見のぶつかり合いを眺める中、私は自分の意見をはっきりまとめることが出来なくなっていました。


■どうなってほしいか

まず第一に望むべくは、元のような文化活動の再開です。
それと同時に、我が子にも行動の制限の無い自由な社会生活を送ってほしい。どちらかというと後者の願いのほうが強いかも。
どちらか一方のみOK、というのはおかしいと思うので、これらは同時に解決されるべきと考えます。

文化芸術に携わるものとしては、
フリーランスへの持続化給付金の遅れ、コンサートやイベントへの不適切な制限(個人的には満員電車等がOKとの整合性が取れていないと考えています)、先行きの不透明さを見ると不安は日に日に増すばかりです。演奏や公演のみで生計を立てている同業者や会場は、このままでは廃業を余儀なくされるケースも増える一方でしょう。計り知れない文化の損失を、食い止めたいと願っています。

■いつ、どういった条件をクリアすれば元どおりに活動できるのかが不透明


当事者であるフリーランスの音楽家の中でも、「大丈夫」と「不安」が入り混じっています。
非接触の体温計で体温を測り、消毒・マスク着用を義務化して、客席を減らす、
演奏者も距離を保ち、マスクをつけて…といったような対応が主たるものかと思いますが、いつまでやればいいのでしょう。
このまま客席を減らしたり、無観客を続けたとして、演者の生活や団体の維持継続は難しいと感じます。
緊急事態宣言の発令・解除にしても、東京アラート、大阪モデルにしても、基準がよくわからず、時には基準が変わったり!?で、専門家とされる人たちでさえ意見がバラバラ。一般ピーポーの私たちにはさっぱり正確な数字や行動の正解も分かりません。
そして7月上旬現在、以下のような意見が多くみられるようになりました。

■新型コロナはただの風邪である、という意見

はじめに私の意見を書いておくと、それは今言うことではなく、充分な研究と、治療法が判って、本当に「ただの風邪」のように扱えるようになってから言うべきと考えます。

新型コロナはただの風邪、新型コロナは存在しない、免疫力さえ上げていれば恐るるに足らず、とする数名の医師や大学教授が現れ、賛同する人がシェアしています。
肝心の内容は、検索すれば沢山出てきますので、興味があればご覧になってください。


どちらの意見にも理解できるところ(判らないからこそ、予防したい/予防対策によってQOLを損ないたくない、など)があり、そしてどちらにも「いいね!」と言えない自分がいます。なぜなら、目につく投稿の主がみな、実際に罹患した人を身近に持っておらず、前線にいるわけではないからでした。

中にどうしても、全く、絶対!賛同できない意見がありました。
「新型コロナで亡くなった人は、そもそも寿命だった」という趣旨の記述でした。

 

もし私が近しい人(新型コロナ陽性と仮定)を亡くし、死に目にも会えず、骨になって帰宅するような経験をしたあと、そんな意見を現段階で見るのは堪えられないです。逆に罹患した場合も然り、です。



■自分自身も仮定でしか語れないのが嫌で、NYで罹患した友人と連絡をとった

色んな意見が飛び交い、「マスクしないなんて考えられない、自分勝手な人だ」「マスクは不要、しているなんて馬鹿だ」と激しくぶつかりあうようになっており、マスクの苦しさより何より、その空気が苦しいと感じています。
そんな中、マスクをしたくないという生徒さんがいらして、NYにいる友人夫婦しか罹患した人を知らないから、実際のところがきけるケースが少ないというはなした時、「実際どうなんですか?症状は重いのですか?」ときかれ、
そうだ、顔を見知っていて、話を直接聞ける人がいるのだからきこう、それからまたいろいろ考えよう、
と思い、早速連絡をとりました。

友人夫婦と、こちらも夫とふたりで、
ハーイ元気!?世界中アート関係厳しいね~芸術が死にそうだね!なんて話しながら、教えてもらったことはこちらです。

・身体が壊れるかと思うぐらい辛かった。
・夫婦内では、アジア人より白人のほうが症状が重かった(通話中もずっと咳をされていた)。でもどちらもつらかった。
・知り合いがふたり亡くなった。
・ただ過剰な自粛ムードには反対、子供のマスク着用には反対。
・(アフリカ音楽が専門なのでアフリカの知人から)アフリカで行われているワクチンの実験で何人も重篤な副作用が出ているときいたから、絶対に打たない。

向こうの保険やら休校措置の話もしました。やっぱり伝聞でなく、生の話をきけるのは有難い…

 

ま、でも結局今のところ答えは出ません。

緩みすぎず、恐れすぎずを求めて、メリットとデメリットを秤にかけながら生活する毎日がまだまだ続きそうです。

 

diamond.jp



迷いはしますが、流されずにいきたいもんです。ああ難しい!

 

みなさん、どうぞ身体も、心もお元気で!

オンライン発表会

昨日、今日と2日に分けて、

ピアノののりこ先生発案で、
レガートオンライン発表会を開催しました!

 

演奏してくれたのは十数人、そこに沢山の観客も参加🥰本当に楽しい時間でした。

繋がってくれたみなさん、ありがとう!!

またやりましょう!

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