marikolog

ヴァイオリン奏者として活動している水野真梨子のブログです

VIOLINと音楽とうさぎと教室での毎日を綴ります。
教室のお問い合わせや演奏依頼はvn.mizunomariko★gmail.comまで。(★を@に変えてください)
レガート バイオリン教室(精華町光台 * 奈良市富雄北)

2022、謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
寒いですが晴れの日が多くて嬉しいです。

新年明けてすぐは大阪城を眺めながら、ピアノの典子先生とこちらの会で祝賀演奏をさせていただきました。

www.nikkinonline.com

ご参加のみなさま、ビシっとスーツに、常時不織布マスクを着けておられ、
微動だにせずお聴きくださったので普段の演奏会やパーティー演奏とは一味違う雰囲気と緊張感でした。

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またしばらく演奏が難しくなりそう。
4月後半の発表会には第6波が落ち着いてくれることを祈るばかりです。

そういえば明るい話題をば。

破竹の勢いで執筆を勧める中高時代の同級生。
今回もまた直木賞候補に選ばれています。(3度目!)

先日放送されたニュースが観られるようですのでご紹介。


www.youtube.com


貫禄のある同級生でしょ。驚くことに高校の頃から見た目こんな感じでした。😂直木賞、選ばれたらええね~!

久し振りのパーティー演奏

まもなく2021年が終わります。
先日、かなり久しぶりにパーティー演奏がありました。
コロナ禍で長らくそういった演奏は激減した上にお断りしていたので、感慨もひとしお!
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透明なピアノでびっくり!素敵でした~。
車移動でドアツードア、控え中も演奏中もマスク、といかにもコロナ禍!という感じでした。やっぱりみんなで演奏するのは楽しい…!

このまま落ち着いてほしいね~と話していましたが、ちょっと雲行きが怪しくなってまいりましたね~。
無症状でも無料で検査が受けられるようになったことは大きな前進かなと思います。

www.pref.kyoto.jp

無料で検査が受けられる施設一覧(京都)

https://www.pref.kyoto.jp/kikikanri/news/documents/031228_muryoukensa_itiran.pdf


年始にはそうそうたる方々の前で演奏させていただく機会が決まっています。
どうか来年も元気に過ごせますように。

良いお年をお迎えください。

サンタさんへの手紙

国際郵便のたった110円ポッキリでカナダのサンタさんからお返事がもらえるということで、

息子6歳、せっせとお手紙をかきました。

たどたどしいし何度もスペルきかれましたが、自分で考えて英語にして、よく頑張っていました🎅🎄記念に撮影。

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無事に届きますように!


このカナダのサンタレタープログラム、詳細は以下のリンク先にあります。
お手紙が日本語でも、受け付けてくれるそうですよ!

www.canadapost-postescanada.ca

 

 

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サンタさんの住所がH0H0H0!

オンライン芸術鑑賞会

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本当は昨年度に開催予定だった、大阪の小学校での芸術鑑賞会。延期を繰り返し、最終的にオンラインで出来ないかと打診がありました。録画したものを全校同時、クラスごとに電子黒板を使って鑑賞するというのです。
生演奏にこそ価値があるのでは!?とも思いましたが、やるからには最善を尽くそう!と奮起、(というか実のところは夫の専門性に頼りまくり)スタジオの手配からエンジニアとのやりとり、編集や撮影、音の細部までこだわりのつまった、その小学校用のとても良い動画を作ることが出来たと思います。

もちろん、音を直接聴いたり呼吸や空気感を感じてもらうことは出来ませんが、
夫が複数台のカメラを使い手元やピアノの中まで撮影してくれたおかげで、

「後ろの席の子まで、手元をしっかり見ることができた」、
「普段みることが出来ないピアノの中やピアニストの手もじっくり見られた!」、
「普段なら場所によっては見えない楽器があったりするけど、よくみえた」
とオンラインならではのメリットにも気づくきっかけになりました。

Zoomで全クラスと繋ぎ、質問コーナーも設け、みんなからたくさんの質問をもらい、拍手ももらい、とても幸せな時間となりました。いろんなものが加速度的に進化していきます。(今まで変わるのが遅すぎた部分も露になりました。)
振り落とされないようにしないと、差が大きく開きそうですね。

ちなみに、この芸術鑑賞会の感想は、こどもたちがおそらくタブレットで書いたと思われるファイルで届きました。
感想をタブレットで書いてみよう!と取り組まれたのかしら。
その学校の先生たちの、ピンチをチャンスにしていく気概を感じました。素晴らしいですね。

またその感想たちの内容が素晴らしくて、演奏したメンバーで驚いたりうなったり感動したりしながら読みました。

「今まで溜まっていたいろいろなものが飛んでいったような気がしました。」

「楽器のひとつの伸ばす音よりかさなった音のほうがきれいだな。
 みんなの心がひとつになったみたい」


「ものすごく高くきれいな音だったから一日中きいていたいな。
 私もあの人たちみたいに、ひいてみんなをにっこりにしたいな。」

「人一倍歌や演奏が好きだからすごく幸せだった」

そして何人かが書いてくれていた、「次は直接きかせてください」。早く実現しますように。
みんながにっこりになってくれて、ほんとうによかったです。
こちらこそ、幸せでした。ありがとう!

 

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電子ピアノが新しくなってる!

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感染者数がずいぶん減りましたが、念には念をということで対面レッスンについては広いスペースを借りておこなっています。
家からほど近いコミュニティーホールにひさびさに足を踏み入れると、
壊れかけの電子ピアノから、すごくいい電子ピアノに代わってるー!!!やったー!

左側にはタッチパネル…音量も充分…!音もいい😂
ちょっとしたコンサートをするにもピアノが無いから、と選択肢からはずれていたこのホール、コロナがすっかり落ち着けば、アンサンブルや打ち上げで活躍してくれるかも。


広報理事をしている認定NPOもぼちぼち動き始めていまして、
こちらのチラシを作りました。

発達に不安のあるお子さんやご家族、ハンディキャップをもつかたやご家族と交流したい、お話がききたい、応援したいというかた、周りにおられませんか?
ぜひお誘いください。

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きみはいま全力を尽くしているか


 7月、まだ感染者数が底のほうにあったころ、広い会場を借りて一部同じ地域の生徒を対象に対面レッスンを再開し、そして再びオンラインに戻っています。いずれにせよ家でのレッスンはずいぶん先のことになりそうだなと思い、エイヤ!とレッスン室=私の部屋の大掃除と模様替えをしました。これまでより丁寧に、隅々まで。
クローゼットの中、捨てるに捨てられないものを詰め込んでいた箱から出てきた、懐かしい手紙や昔書いていたものを読んで、中学高校のころを思い出していました。

 高3のホームルームで、成人式直前の自分たちに届くように手紙を書こう、という取り組みがありました。
特別な内容が書いてあるわけでなく、たった2,3年後なので届いたときの感動はそう思ったほどでもなかったように記憶しています。届くことも、書いた内容も覚えていたし、あ~書いたよな~とさらっと読み、そのままずっとしまっていた手紙。そこからさらに15年ほど経った今読んでみると、あの時とはまったく違う感情が湧いてきました。

 

  17歳の自分から、20歳になった自分へ。
  ちょっと先のことなのに、全然想像できません。来週は入試です。
  大学には行けましたか?バイオリンは上手になりましたか?
  ちゃんと楽しい毎日をすごしていますか?

 

周りの席に誰が座っているか、当時好きだった歌手の事や、20歳になった自分への希望、なまけていませんか、がんばっていますか、そして、私は今、ひとを幸せに出来るようなひとですか?とありました。

クラスメイトからの手紙と、6年間のうち4度も担任だった社会科の先生からの手紙も同封されていました。 

 

  旧6Dのみんなへ
  今年から君たちは、社会的、法的に「一人前」となります。

  卒業式の日に僕はこう言いました。

  「僕は6年間社会科を君たちに教えてきた。

  その目的を煎じ詰れば『主権者を育てる』ことに尽きる。

  社会の授業に限らず、担任としても、ひとりの大人としても、

  そのつもりで君たちに接してきた。

  選挙権を得たら、必ず選挙には行くように。」

  望むらくは、その成果のあらんことを。


20歳そこそこではわからなかったその言葉にこめられた意味、そして17歳からさらに同じぐらいの年月を重ねた自分には、17歳の自分も20歳の自分もずいぶん遠くなり、なんだか胸がいっぱいで、ちゃんと毎日楽しいよ、わたしなりにがんばっているよ、と返事をしたくなりました。

当時は学校に行くのがまったく好きではなく、自分がしたいことだけをしたくて、強制される勉強も大大大嫌いでしたが、なんだかんだ、あのころの自分がいまの自分の中にも生きています。


 担任からの手紙の最後は、「きみはいま全力を尽くしているか?」と締めくくられていました。

いつ死ぬかわからんな、などと現実に強く感じる非常事態の昨今、どなたも人生を振り返ることも多いのではないでしょうか。全力であったり、たまに休憩したりですが、今日もまた、いつか未来の自分に続くみちのりを歩みます。

目に見えて、身の回りに罹患する人が増えてきました。どうぞ、みなさまが無事ですごされますように。

つづけられることがある、戻る場所がある

  毎年4月前半に唯一無二の相棒であるピアニストの岸田典子さんと共に開催する教室の発表会。前回は2019年、50名をこえる参加者と丸一日のお祭り騒ぎを楽しんだことを昨日のように覚えています。
2020年は中止、そして今年2021年、悩みに悩んで、開催を決めました。

 

「コロナ禍の発表会をどう開催するか」というテーマで指導者同士話し合う会に参加したり、発表会だけでなくコンサート運営について世の中どういったアイデアがあるのか調べてみたり。
可能な限り、思いつく限りの対策を講じて、今年は人と会わない、まるでコンクールのような気持ちで参加してもらう、そんな発表会になりそうです。

いつか見返すと面白いかな、と思うのと、どなたかの参考になるかもしれないと思い発表会での対策を載せておきます。

体調チェックや手指消毒、マスクについては当然(になりましたね)ホール側でも決められているので割愛します。

 

▼建物の入館は本人と同居家族のみ。

▼合奏・連弾は無し。

(ホールからのお達しで客席の人数制限はもちろん、舞台上の人数制限もしているためそもそも無理)

▼3部に分けて総入れ替え。

▼控室の利用は各部屋時間を決めての入れ替え制。(入室は本人と保護者1名のみ可)

▼舞台の進行状況は全員の登録するチャットルームを使用。

舞台袖から「今〇番」と中継。早くから舞台袖に来ることが無いようにする。

▼下手入場、上手退場の一方通行。

▼祖父母、親戚、友達や教室生自身が観られるオンラインでの発表会配信を後日に設定。

▼プログラムはQRコードを会場入り口に掲示、スマホで見てもらう。

 

いつもの、アンサンブルで大盛り上がり!つながることが一番大事!!というポリシーをかなぐり捨てて、思い切った対策に出ましたよォ~。「ここまでして、こんな形でやる意味あるんか…??」と悩む瞬間もありましたが、曲を仕上げたい、舞台で弾きたい、特にヴァイオリンの子は伴奏つきで弾きたい…せめてそういった思いだけでもかなえてあげたいと開催に踏み切りました。

 

張り紙ばかりの客席をみて、胸がしめつけられましたが、
「人少ないぶん、よー響くわ!」の精神で楽しんでもらいたいなと思います。

 

新型コロナ流行以前の楽しかったアンサンブルの思い出が恋しいです。
幸いなことは、「コロナで部活動が無くなったから」と音楽へむかう時間が増えた子もいて、こういったときにやることがある、趣味や継続して学べる、楽しめるものがあるということは何とも尊いものだなあ、と感じる今日このごろです。