ドイツ二日目はまるまる観光デーです。
今回特に楽しみにしていたのが、母が予約しておいてくれたノイシュバンシュタイン城ツアー。
ミュンヘンの中央駅からは沢山の会社がバスツアーを催行しています。
楽しみにしていた行程ですから、
しっかり準備しなくてはいけません。
まずは、朝食です。
そして、朝食です。
次に、朝食です。
いただきます!!
さて、ノイシュバンシュタインツアーへ行く前に、
世界的に有名な引きこもり、バイエルン王ルートヴィヒ2世について知っていなければなりません。
作曲家、ワーグナーに惚れ込み、多額の資金援助をして創作活動を後押ししたルートヴィヒ。
あちこちから素晴らしい美術品、装飾品を集め、作らせ、素晴らしい城を後世に残したルートヴィヒ。
(本人は自分が死んだら誰にも入らせたくないから城ツブしてな!!言うてたそうですが)
父親が「下々の者とは関わらせない」育児をしちゃったものだから人と付き合えず、
お金の価値を学ぶ機会も無く、政治や戦争も嫌いで、
人嫌いが加速して
絢爛豪華な城に「誰にも会わずに食事が出来る魔法のテーブル☆」まで備え付けちゃうまでに。
魔法のテーブルとは、2階の食卓を、床ごと1階へ下ろせてしまう仕掛けです。
1階で準備された食事を、仕掛けをつかって2階へ食卓ごと上げ、片付けるときは1階に戻し…
彼はその食卓で誰にも会わず食事が出来るのです。ワーオ、寂しい。
精神病扱いされて最後は謎の溺死を遂げる彼ですが、
その数少ない友人であったエリザベートは暗殺されるし、
その妹で、ルートヴィヒ2世とは一時婚約関係にあったゾフィーは焼死するし、
あちらの世界では3人で仲良くブーブー愚痴り合っているのではと想像します。
いや、引きこもってるかな…
何度も映画化されている彼の生涯、昨年また新作が。
美しく描かれていますが、とりあえずワーグナーもルートヴィヒ2世も超・浪費家です。
こちら本物のルートヴィヒ2世。身長191センチ。
王としてはダメダメだったようですが、なんだかんだで人気はあったそうな。
ツアーではまず最初に、彼の建てたお城のひとつ、リンダーホーフ城へ。
中は撮影禁止で魔法のテーブルも撮れなかったから、地図とお城の周辺を撮影。
お城のそばの、白鳥のいる湖。
ちいさな教会と、向こうに見えるのがリンダーホーフ城。
思ったより小ぶりで拍子抜けしましたが、中は…いやあ…キンキラキンのギラッギラでした。
アースカラー好きの私とは絶対趣味が合わないわ。
白鳥。
定番のコースらしいですが、
この後オーバーアマガウという街でバスを降ろされます。
かわいいものがたくさん!
その中でも特に私を悩ませたのがこれ。
私「われるかな」
母「われるやろ」
私「服とかでグルングルンにしてもわれるかな」
母「われるやろ、やめとき」
諦めました。
オーバーアマガウを出て、いよいよメインのノイシュバンシュタイン城です!
チケット売り場に到着。
奥にお城が見えていますね。
チケット売り場からお城まで山を登る必要があります。
徒歩か、バスか、
馬車乗り場もありました。
馬車乗り場の看板から目線を上げると、
あっ、ルートヴィヒ2世の父、マクシミリアン2世の建てたお城です!
時間短縮のため私と母はバスの往復チケットを買い、ちょうど来ていた車両に乗り込みました。
到着した山の上のバス停がやけにかわいかったです。
「お城はこっち」って分かりやすい看板が立っていますね。
地図もかわいい。
でもきっとギンギラギンが大好きなルートヴィヒの趣味じゃないわねこれ。
さあ、
さあ!
いよいよです!
マリエン橋からの景色が最高!でも冬季で閉まってるよ、ときいていたのに…
開いてた~!!
橋開いてた~!!
うつくしーヒャー絵葉書みたいパズルみたい!
無駄にタテ長ヨコ長どっちも撮ってみる。
iPhoneのパノラマ撮影も捗ります!
てくてくお城の入り口まで行きますが、
ノイシュバンシュタイン城の中に入るチケットには時間が印刷されており、その時間まで待たねばなりません。
けっこう待ち時間がある、ということは予習済みでしたので、
この間に昼食をとることにしました。
結局気付いたらまたビール飲んでたわ。
その後城内見学を楽しみ(撮影禁止)、
ノイシュバンシュタイン城バスツアー、最高の1日となりました。
(これもきっとルートヴィヒの趣味じゃないと思う飾り)
夕方ミュンヘンに戻ってからは、
去年の夏、私の実家に長期滞在していたよっちゃんの息子Robinと彼女のJuliaに会い、みんなで夕食へ。
日本ではお世話になったから、と
「ここは僕がオハライ(※お支払い)しマス」言うておごってくれたRobin。ありがとう(^ω^)