marikolog

ヴァイオリン奏者として活動している水野真梨子のブログです

VIOLINと音楽とうさぎと教室での毎日を綴ります。
教室のお問い合わせや演奏依頼はvn.mizunomariko★gmail.comまで。(★を@に変えてください)
レガート バイオリン教室(精華町光台 * 奈良市富雄北)

何に迷っているかさえ分からなくなる

…ようなもやもやした日々を送っています。

世の中は2月ごろ(休校になる前)の雰囲気に戻ったように感じます。
SNSでは、一時期よりも様々な意見の乖離が見られるようになりました。


一番大きな乖離は
「新型コロナはただの風邪、共存するしかない」と
「学校再開、社会を元に戻すなんてとんでもない」の意見でしょうか。
そしてそこから枝分かれしていき、マスク使用の是非なども意見の対立が見られるようになりました。
我慢を強いられる中、なかば怒りにも似た意見のぶつかり合いを眺める中、私は自分の意見をはっきりまとめることが出来なくなっていました。


■どうなってほしいか

まず第一に望むべくは、元のような文化活動の再開です。
それと同時に、我が子にも行動の制限の無い自由な社会生活を送ってほしい。どちらかというと後者の願いのほうが強いかも。
どちらか一方のみOK、というのはおかしいと思うので、これらは同時に解決されるべきと考えます。

文化芸術に携わるものとしては、
フリーランスへの持続化給付金の遅れ、コンサートやイベントへの不適切な制限(個人的には満員電車等がOKとの整合性が取れていないと考えています)、先行きの不透明さを見ると不安は日に日に増すばかりです。演奏や公演のみで生計を立てている同業者や会場は、このままでは廃業を余儀なくされるケースも増える一方でしょう。計り知れない文化の損失を、食い止めたいと願っています。

■いつ、どういった条件をクリアすれば元どおりに活動できるのかが不透明


当事者であるフリーランスの音楽家の中でも、「大丈夫」と「不安」が入り混じっています。
非接触の体温計で体温を測り、消毒・マスク着用を義務化して、客席を減らす、
演奏者も距離を保ち、マスクをつけて…といったような対応が主たるものかと思いますが、いつまでやればいいのでしょう。
このまま客席を減らしたり、無観客を続けたとして、演者の生活や団体の維持継続は難しいと感じます。
緊急事態宣言の発令・解除にしても、東京アラート、大阪モデルにしても、基準がよくわからず、時には基準が変わったり!?で、専門家とされる人たちでさえ意見がバラバラ。一般ピーポーの私たちにはさっぱり正確な数字や行動の正解も分かりません。
そして7月上旬現在、以下のような意見が多くみられるようになりました。

■新型コロナはただの風邪である、という意見

はじめに私の意見を書いておくと、それは今言うことではなく、充分な研究と、治療法が判って、本当に「ただの風邪」のように扱えるようになってから言うべきと考えます。

新型コロナはただの風邪、新型コロナは存在しない、免疫力さえ上げていれば恐るるに足らず、とする数名の医師や大学教授が現れ、賛同する人がシェアしています。
肝心の内容は、検索すれば沢山出てきますので、興味があればご覧になってください。


どちらの意見にも理解できるところ(判らないからこそ、予防したい/予防対策によってQOLを損ないたくない、など)があり、そしてどちらにも「いいね!」と言えない自分がいます。なぜなら、目につく投稿の主がみな、実際に罹患した人を身近に持っておらず、前線にいるわけではないからでした。

中にどうしても、全く、絶対!賛同できない意見がありました。
「新型コロナで亡くなった人は、そもそも寿命だった」という趣旨の記述でした。

 

もし私が近しい人(新型コロナ陽性と仮定)を亡くし、死に目にも会えず、骨になって帰宅するような経験をしたあと、そんな意見を現段階で見るのは堪えられないです。逆に罹患した場合も然り、です。



■自分自身も仮定でしか語れないのが嫌で、NYで罹患した友人と連絡をとった

色んな意見が飛び交い、「マスクしないなんて考えられない、自分勝手な人だ」「マスクは不要、しているなんて馬鹿だ」と激しくぶつかりあうようになっており、マスクの苦しさより何より、その空気が苦しいと感じています。
そんな中、マスクをしたくないという生徒さんがいらして、NYにいる友人夫婦しか罹患した人を知らないから、実際のところがきけるケースが少ないというはなした時、「実際どうなんですか?症状は重いのですか?」ときかれ、
そうだ、顔を見知っていて、話を直接聞ける人がいるのだからきこう、それからまたいろいろ考えよう、
と思い、早速連絡をとりました。

友人夫婦と、こちらも夫とふたりで、
ハーイ元気!?世界中アート関係厳しいね~芸術が死にそうだね!なんて話しながら、教えてもらったことはこちらです。

・身体が壊れるかと思うぐらい辛かった。
・夫婦内では、アジア人より白人のほうが症状が重かった(通話中もずっと咳をされていた)。でもどちらもつらかった。
・知り合いがふたり亡くなった。
・ただ過剰な自粛ムードには反対、子供のマスク着用には反対。
・(アフリカ音楽が専門なのでアフリカの知人から)アフリカで行われているワクチンの実験で何人も重篤な副作用が出ているときいたから、絶対に打たない。

向こうの保険やら休校措置の話もしました。やっぱり伝聞でなく、生の話をきけるのは有難い…

 

ま、でも結局今のところ答えは出ません。

緩みすぎず、恐れすぎずを求めて、メリットとデメリットを秤にかけながら生活する毎日がまだまだ続きそうです。

 

diamond.jp



迷いはしますが、流されずにいきたいもんです。ああ難しい!

 

みなさん、どうぞ身体も、心もお元気で!