marikolog

ヴァイオリン奏者として活動している水野真梨子のブログです

VIOLINと音楽とうさぎと教室での毎日を綴ります。
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レガート バイオリン教室(精華町光台 * 奈良市富雄北)

アピタ レガート音楽教室 アンサンブルコンサート

いよいよあと4日!

レガート音楽教室から、今回は20名が出演してくれるピアノ&ヴァイオリン&チェロのコンサートです。
会場となるアピタのあちこちに教室生の顔が!╰(*´︶`*)╯

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こんどの日曜11:00、みなさまぜひ、精華町のアピタタウンけいはんな西館へいらしてくださいね!

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又吉直樹の「劇場」の感想などかいてみる

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火花よりも前に書き始めていたという作品です。

息子を寝かしつけた後、静かになった、照明も落とし気味の部屋でページを捲りました。このシチュエーションが良くなかった!

読後、徹夜したか何晩かだらりと過ごしてしまったような疲れ方をしました。「劇場」自体はとてもよい作品でしたけどね!

主人公・永田の行動描写が秀逸で、しょうもない理由で徹夜したり夜に激しい言葉でメールの応酬をするシーンがあり、いちいち永田に嫌悪感を抱かされるので、それで疲れたのかもしれません。

 

「火花」にもいろいろな人物が出てきましたが、呼び出して説教したろか!ちょっと顔面グーでパンチしたろか!と思わせるような人物は今回の永田だけかもしれません。でもそれも最後のシーンで、「永田、あんた頑張りやほんまに…」に変化。私としてはああしんどかった、でも、いろいろあったけど、よかった。とまるで自分の(だいたいが思い出したくない)若いころを振り返ったような気分にさせられる作品でした。

 

登場人物の永田には「そういう人もいるだろうな」「あ〜そっちに流れるか」と一定の理解は可能でも共感には至らなかったけれど、舞台人の端くれとして、作者の又吉さんのインタビューには大変共感する部分が多かったです。

 

「芸人になろうと東京に出てきたのが18歳のときで、当時周りは自分には才能があると思ってきて集まってきた人ばかり。僕にはもともと二面性があって、『いける』という思いと『自分には無理』という思いがあった。『いける』という感覚は年々薄れている。」 

 

自分には無限の可能性があると信じていた子供時代、眼に映る何もかもが新鮮で特別だったあのころ、その感覚を今息子を通して思い出しています。

もう味わうことは出来ないけれど、小さなアリに驚いたり、自分で蛇口をひねるだけで得意な気持ちになったり、魚や花に語りかけたり、純粋にそれが出来てしまうまっさらな人間が近くにいると、色んなことに慣れてしまい「いける」の感覚が薄れてきた大人である私も、少し新鮮で青い心に戻れる気がします。

そんなことも、この作品の中で一瞬出てくる、「自転車を押すお母さんに、習った空手の型を披露しながら歩く少年」や又吉さんのインタビューから感じました。

 

他人の、圧倒的な才能や華にふれたとき、嫉妬もあれば憧れもあり、でも素直にみとめられない、なにか少しでもシミ(のようなもの)を見つければケチをつけてしまう、そんな人間の心情をよくここまでダメ人間、永田を通して文字にされたと思います。

 

火花は一気に溢れ出て書ききった!という印象でしたが、今度は精神的にグリグリとダメージを受ける、また一味違う又吉さんでした。

 

 

 

作品や感想とは関係ないですが

新潮新人賞のページ、、

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これ、、

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すごいハードル高ない?!

 

ムジークフェストなら 長谷寺公演

6月21日(水)、長谷寺本堂にて演奏します。

申し込みはリンク先から、もしくはハガキで、5月28日までとなっております。

その後抽選が行われ、当選者には当選のみ入場券が届くそうです。

みなさまのお越しをお待ちしております!

 

www.naraken.com

 

充実のGWでした

FBがお知らせしてくれた、4年前の今日投稿した写真。

ピアノの美菜子ちゃんと、ロンドンへ発ったのだそうな!ロンドン、ベルギーの友人のところへ、そしてエディンバラやコッツウォルズへ足を延ばした旅でした。羨ましい4年前の5月。

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ですが今年のGWも負けず劣らずの充実ぶりでした!

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いいお天気続きのGW。

まずは幼稚園から中学生の時まで教室に通ってくれていたKちゃんの出演する、奈良高校吹奏楽部の定演へ。お母様から混雑するとの情報を頂いていたものの、開場前につけばそないエラいこともないやろ~と甘く見ていたら、開場前からホールの周りをぐるっと長蛇の列!やっとたどり着いたホール入口の看板。

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2席まで満員で、3部あるステージはどれもすばらしく、特に引退する3年生の渾身のアンサンブルを聴かせてもらい、心が揺さぶられるほど感動しました。中高生のステージではやりたい、伝えたいという思いばかりが溢れてしまうものが多いと思いますが(それも若々しくて〇)、この定演は観る側の視点からちゃんと考えられているのか、結果的にそうなったのか、青春をむずがゆく感じることも無く、とてもとても良くできたステージでした。

Kちゃんも久しぶりに見るとずいぶんお姉さんになっていて、自分は(老ける以外)変わらないのに、立派になっていくんだなあと完全におばちゃんの発想でした。

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そこで配られたチラシを見て、おなじく奈高のコーラス部の定演にも。

親子室があるホールだったので息子も一緒に3部すべて聴きました。舞台の後ろの照明が曲間に変わるたび、「あ、オレンジなったよ!」「きいろなったよ!」と小さい声で教えてくれようとしましたが、それ以外はずっと静かに聴いていました。

これならいけるかも、と3部の混声合唱は親子室を出てホール客席へ。

親子室は寒い上にマイクを通しての音はなんだか味気なくて。

 

はじめは扉前で立ち見、そして息子は静かに聴けそうだったので最後列の座席へ。

やっぱり音は生がいい!!!演奏が終わると、拍手をして「おわった!」と笑顔の息子。なかなか空気を読む2歳児とちゃいますか!ありがとうやで!

 

さて、そんな息子よりもひと月半お姉さんの、いとこのハナちゃんが横浜から遊びにきてくれたりもしました。

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今は簡単にカメラを使っての通話ができるため、お互いのことはわかっているものの、

実際に会うのは一昨日の9月ぶり。ひさしぶりの対面でした。

庭でバーベキューや水遊びをし、喧嘩ばかりのふたりでしたが、次会うときはどんなやりとりをするのか楽しみです。

 

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GWの終盤5~7の間、ご近所の方が古民家で個展をひらかれるとお知らせを頂き、奈良民族公園へも行ってきました。

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米俵の横に並べられる絵。

作者の杉田さんは、高校の美術の先生をされていました。ここには写っていませんが、とても大きな作品が数点あり、大迫力でした。

今回は奈良の古民家ということで、奈良らしいテーマのものを選ばれたそうです。

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音楽でいうと打楽器奏者がそうですが、美術関係のみなさまも、数々の作品の保管はどうされているのかと大変興味深いです。私の部屋もたいがい分数サイズのヴァイオリンと楽譜でエライことになってますが、比や無いでしょうね!!

 

そんなこんなで、たくさん動き回り、いろんな人や芸術や自然にふれたよい連休でした。

あ、そうそう、遊びにきたおばあちゃんと離れるのを嫌がり、

急におばあちゃんちにお泊りすると言い出した息子は、すんなりと人生初・ひとりでお泊りを済ませました。

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息子のいない夜が初めてだった私はソワソワ…なんだか落ち着かず、「泣いて大変!」とか連絡がきやしないかと携帯ばっかり気にしていましたが、

送られてくるのは上のような

「じぶんで歯磨きしてま~す」

「ごはん食べてま~す」

「自分でお布団入ってねました~」

という報告ばかり。なんや!さみしないんか君は!(;_;

 

 

さ、今日からまた毎日レッスンと演奏です。がんばるぞ!

レガートアンサンブルコンサートのおしらせ

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来月5月28日に、精華町アピタタウンけいはんな西館にて、

レガートアンサンブルとして生徒たちが演奏します!

 

ぜひ聴きにいらしてくださいね!

 

アピタ精華台店:

住所
  • 〒619-0238 京都府 相楽郡精華町精華台9-2-4
電話番号 0774-95-3724
ウェブサイト http://www.uny.co.jp/shop/59/

約束カルテット

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先日の清水健×アルケミスト 約束コンサートで、

Yambooさん(Profile of Yamboo Photo)がカルテットだけでの写真も撮ってくださいました!

 

なんでしょう、なんていうか…

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私だけ圧倒的に悪者っぽい。

みんなのほほえみがまぶしい…。やさしい…。

でも嬉しい。約束コンサートはほぼこのメンバーに声を掛けさせてもらっています。

出身校はバラバラですが、縁あって知り合えた四人。

これからもよろしくお願いします^v^