marikolog

ヴァイオリン奏者として活動している水野真梨子のブログです

VIOLINと音楽とうさぎと教室での毎日を綴ります。
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レガート バイオリン教室(精華町光台 * 奈良市富雄北)

子連れアメリカ生活記⑤【アメリカですごしたクリスマス】

前回の記事はこちら↓

昨年のアメリカ滞在中はハロウィンに始まりサンクスギビング、そしてクリスマスとたくさんのイベントを楽しみましたが、なんといってもクリスマスシーズンのご近所のイルミネーションが圧巻でした!


電気代すごそう!

お隣のご夫婦の豪華な飾り付けであふれたお家におじゃまして、子供たちはそれぞれにプレゼントをもらい、クリスマスソングで踊り、暖かい部屋で飲んで、食べて、幸せを絵にかいたような夜を過ごしました。100 棟以上の歴史的建造物が立ち並ぶ隣町のクリスマス点灯式できよしこの夜を歌ったり、小学校でのクリスマスコンサートに出演する我が子をみたり、人生の中でこんなに絵本をめくるようなクリスマスの日々は、もうないのではないかと思うほどキラキラしていました。

息子のクラスにて親子でクリスマスソングやカノンも演奏しました。

ことば少ない息子でしたが、演奏ひとつで伝わるものがあることを感じたようでした。

 あれから1年ちかく経って現在、まったく平和とは程遠い世界情勢、毎日毎日傷ついた子どもたちを見るのがつらくて仕方ありません。また、子どもを残して命を落とす親たちの気持ちを考えてしまって、からだが重くなるほど苦しくなります。
子どもを攻撃してよい大義など、存在しません。わたしは戦争、ジェノサイドには一貫して反対します。

アメリカで出会った絵本、「Anything Is Possible(なんだってできる)」。
羊が、お友達の狼に飛行機を作ってみたいと言いますが、狼は「そんなのimpossibleだよ」といいます。でもその後ふたりで試行錯誤を重ねて…友達と協力すれば、夢に近づいていけるという思いのこもったお話です。
現実世界はときおり閉塞感が襲ってきますが、
“Anything Is Possible”、子どものみならず、老いも若きもそんな希望を捨てずにいられる世界でありますように。